令和三年元旦

令和三年元旦

 7時前に起床。例年のようにEテレで能と狂言を途中から観てから、起き出す。とにかく寒い。

外を見ると、前日から降り出した雪が積もっていて、一面銀世界である。仕方ないから、着替えて雪かきをする。顔に吹雪が直撃して冷たいし寒いし堪ったもんじゃない。

 雪かき終わってから、雑煮で朝食。外の雪はまったく止む気配がない。元旦の新聞を見てテレビ欄を見ても観たい番組は皆無だ。なので、読書する。あれこれ持ってきたけど、年末からずっと読んでる深緑野分の「この本を盗む者は」を読む。BGMはラヴィンスプーンフルのベスト、それから昨夜放送されていた「村上レディオ」の特別版を聴く。夕方読了。それから、戦後の進駐軍の基地を拠点としたジャズシーンを描いた灰田高鴻「スインギンドラゴンタイガーブギ」2巻を読む。これは面白い。ジャケットもいいし、QRコードを読み込むとSpotifyでスイングジャズのプレイリストが聴けるのも粋だね。

 午後から映画。正月なので陽気な映画が観たくて「イースターパレード」を久しぶりに観る。フレッドアステアの芸を堪能させてもらう。ストーリーは本当にたいしたことないけど、それをアステアとジュディガーランドの至高の芸で観せてしまうという手腕は見事だ。

 夜は「ナバロンの要塞」を観る。こちらも久しぶり。原作はアリステアマクリーンの冒険小説で、小説自体の筋は覚えていないけど、手に汗握るハラハラとワクワクは映画に生かされている。アンソニークインってフェリーニの「道」にも出演しているけど、振り幅が広いな。ただ、夕飯で酒呑んでいたので、途中途中で寝てしまい、その都度巻き戻して観たのはどうなんだと思うけど。

夜はそのアリステアマクリーンの「女王陛下のユリシーズ号」を読みつつ、TBSラジオの金曜ジャンクバナナマンゴールドを聴き、就寝。枕元に猫がいて、かまってほしくてなかなか眠れない。